作者別: take_embedded

ESP32純正ボード用モータドライバ

ESP32純正ボード用モータドライバはEspressif社が販売しているESP32開発ボード(ESP32-DevKitC-32E)専用のモータドライバです。ドライバICにはTOSHIBA製のTB9051FTGを搭載しています。純正ボード用に専用設計しているため、基板は、純正ボードと同形サイズとなっており、亀の子に接続することで、非常にコンパクトにモータドライバを収めることができます。

純正ボートとばっちりフィット!コンパクトなモータドライバ(W×L×H=35mm×50mm×10mm)

特徴1. 純正ボードと亀の子接続で省スペース

特徴2 TOSHIBA製のTB9051FTGを搭載

TOSHIBA製のTB9051FTGをブラシ付きDCモータドライバとして搭載しています。4.5~28Vと動作電圧が広く、連続2.6A(ピーク5A)の電流を制御できます。また、過電流、過熱状態に対する保護機能が内蔵されており、安全にブラシ付きDCモータを制御できます。

特徴3 ESP32の全ピンにピンヘッダからアクセス可能

ESP32の両側に全ピンにアクセスできるピンヘッダを設けました。モータドライバの信号チェック、制御用の信号入力など外部の回路と簡単につなげられます。

ピンアサイン

ESP32純正ボード用モータドライバで使用している端子は下の通りです。黄色の端子がTB9051FTGモータドライバ、赤色の端子が外部電源供給、灰色はGNDに接続されています。

以下はモータドライバの端子説明になります。

コネクタ情報

回路図のコネクタ位置をCADの3Dデータに表示します。

コネクタはJST社PHコネクタを採用しています。定格は2.0A/端子になります。これを目安にして、電線を単線使用/複線使用を使い分けてください。

ボードの適合

本製品が使用できるESP32ボードはEspressif Systems社の純正のESP32-WROOM-32D もしくは 32Eの開発ボードになります。


ピン幅25.4mm(1000mil)、ピン数38pinの開発ボードでピンアサインが以下のものであれば他社互換品でも使用できる可能性があります。

ただし、他社互換品については、動作未確認になりますので、自己責任でお願いいたします。

モータドライバ仕様

モータドライバの仕様は以下のとおりです。

詳細は、下記のメーカーのデータシートをご確認ください。
また、ご使用前にデータシートを十分にお読みください。

TB9051FTGのデータシート

電源供給

7~28Vの範囲で電源供給をお願いいたします。

※外部からの電源供給時は、ESP純正ボートに電源を供給する必要はありません。

電流センス

電流モニタ出力は、2.0A/Vになります。ただし、ICの都合で、OCMの電流特性にばらつきがありますので、ご注意ください。

回路図

付属品

本商品は以下を付属しております。

 ・ESP32純正ボード用モータドライバ ×1ケ

 ・JST社PHコネクタ(4極オス) ×2ケ (実装済み)

 ・2.54mmピッチピンヘッダ(19極) ×2ケ (実装済み)

 ・樹脂スペーサ+M2ねじ ×4セット

※1 ESP32純正ボードは同梱しておりません。

※2 メス側のPHコネクタおよび電線は同梱しておりません。

注意事項

・純正ボードの差し間違いにご注意ください!!ボード裏面で、USBコネクタの向きをシルクで表示してあります。純正ボードのUSBコネクタの向きがその方向と一致するように差し込んでください。

・電源に関して、逆接保護回路は実装しておりませんので、電源供給時は、かならず、極性を確認してください。

テスト条件

安心してご使用いただくため、商品すべてにおいて、以下のテストを実施したのちに梱包しております。

・DCモータの正転/逆転モードでモータ電流MAX3Aを各30分駆動で不具合無きこと。
・モータ電流モニタ機能が正常動作を確認する。
・ENB、EN_HB、DIAG端子が正常動作を確認する。

サンプルコード

簡単なサンプルコードを示します。arduino IDEのバージョンはv1.8.13で動作確認をしています。

DCモータを駆動周波数1KHz、0-50%DUTYで駆動します。

const int MotorPin = A4;    // PWM1側出力
//const int MotorPin = A5;  // PWM2側出力
int ENHB = 21;             // ENHBはデジタルピン21に接続
int ENB = 22;             // ENBはデジタルピン22に接続
int OCC = 23;             // OCCはデジタルピン23に接続
//#define TestPin 23      // ENHB = 21,ENB = 22,OCC = 23ピンチェック
#define TestPin 34      // OCM = 34ピンチェック

void setup() {
  ledcSetup(0, 1000, 8);
  ledcAttachPin(MotorPin, 0);

  pinMode(ENHB, INPUT_PULLUP);   //内部プルアップに設定

  gpio_set_pull_mode(GPIO_NUM_22, GPIO_PULLDOWN_ONLY);  //内部プルダウンに設定
  gpio_set_pull_mode(GPIO_NUM_23, GPIO_PULLDOWN_ONLY);  //内部プルダウンに設定

  Serial.begin(115200);
}

void loop() {
  static uint8_t MotorDUTY = 0;
  static int diff = 1;
 
 while(1){
    ledcWrite(0, MotorDUTY);

    if (MotorDUTY == 0) {
      diff = 1;
    } else if (MotorDUTY == 128) {
      diff = -1;
    }

    MotorDUTY += diff;
    long d = 0;
  for (int i = 0; i < 1; i++) { 
    d += analogRead(TestPin);
  }
  Serial.println(d / 1);        // 平均値をシリアルに出力
    delay(5);
  } }

M5Stamp PICO ブレッドボード変換基板の紹介

M5Stamp PICOはEspressif ESP32-PICO-D4チップを搭載した切手サイズのマイコンボードです。今回紹介する作品は、M5Stamp picoをブレッドボード上での開発をより容易にするための便利な変換基板になります。

M5Stamp PICOをもっと便利につかいたい

PICOのボードには合計19個の入出力端子がありますが、端子がコの字状に配置されているため、ブレッドボード使用時には、全端子を利用することができません。

また、プログラム書き込み時には別途書き込み用ボードが必要ですが、下のように直接差し込むと、接触不良になりやすく、安定して、書き込みが行えません。

M5StampPICOはそもそも他基板にSMT実装することも想定して作られていますので、そういった場面で、ブレッドボード上で、回路テストを簡単に行えたり、複数のgrove互換コネクタを使用して、他のセンサと接続を容易にすれば、もっと自由にこの小さな基板を使いたおせるはずです。本製品は、M5Stamp PICOの開発の利便性を向上させるために作成しました。

特徴1 全ピン、ブレッドボードでテストできる

変換基板を使えば、下写真のようにM5Stamp PICOを亀の子で接続するので、19個の端子すべて、ブレッドボード上でアクセスできます。つまり、PORT.Aの#32と#33のアナログ入力用ピンもブレッドボード上で活用できます。

特徴2 プログラマー接続用コネクタがある

プログラマとの接続用に基板上に6ピンのメスのコネクタを配置しました。これで、接続不良でプログラムが書けないみたいな問題を回避できます。

特徴3 3つのgrove互換コネクタがある

基板上に3個のgrove互換コネクタを用意しました。j10はI2C専用ですが、j8とj9に関しては、裏側のジャンパ設定により、アナログ入力用、I2C用と選んで使用することができ、色々なケースで、便利にgrove互換コネクタを使用できます。

特徴4 電源供給用USBコネクタから

専用プログラマのUSB Type-CのUSBコネクタからもM5Stamp PICOの電源供給を行えますが、かさばるので、別途Micro USB Type-B (2.0)の電源供給用USBコネクタを用意しました。

ジャンパ設定方法

grove互換コネクタのジャンパ設定方法を示します。ボード裏面のジャンパ設定によりCH1とCH2のgroveコネクタはI2Cとアナログ入力の切り替えができます。

【I2C使用時】

【ADC使用時】

groveコネクタのピンアサインはI2C、アナログ入力設定時は以下のように一般的な配置としています。

お詫び

シルク文字に一部誤表記があります。申し訳ございませんが、以下の取り消し線部は無視してください。

回路図

M5StampPICO変換基板 回路図

仕様

最大許容電流 : 1.0A

付属品

・2.54mmピッチ ミニジャンパ 2極 x2ケ
・変換基板 x1ケ

※ 以下部品を変換基板に実装済み

表面実装部品
 ショットキーダイオード BAT760-7
 TVSダイオード SZESD5B5.0ST5G
 LED(Orange) APTD1608LSECK/J4-PF
 USBコネクタ 10118192-0002LF
 厚膜抵抗器2k CR0603-FX-2001ELF
スルーホール部品
 Groveコネクタ 110990037 x3ケ
 2.54mmピッチ ピンヘッダ 10極オス x2ケ
 2.54mmピッチ ピンヘッダ 2極オス x4ケ
 2.54mmピッチ ピンソケット 4極メス x1ケ
 2.54mmピッチ ピンソケット 6極メス x2ケ
 2.54mmピッチ ピンソケット 9極メス x1ケ

注意点

・本製品にはM5StampPICOおよびプログラマーは付属しません

・電源供給用のUSBコネクタはMicro USB Type-B (2.0)です。純正のプログラマに実装されているUSB Type-Cとは、種類が異なりますので、注意が必要です。

Switch Scienceさんで委託販売しています

Raspberry Pi Pico用ブレッドボード+拡張ボード変換基板

Raspberry Pi Pico用の変換基板になります。本ボードを使うと、拡張ボードとブレッドボードを同時につかえます。

拡張ボードをPicoに差すと、ブレッドボードがつかえない

Raspberry Pi Pico用に液晶モニタなどの拡張ボードがたくさん販売されていますが、下の画像のようにボードとPicoを合体させると、未使用のピンにもアクセスできないため、回路作成がしづらくなってしまいます。

合体するとなにもできないのが課題

本製品で、拡張ボードを使いつつ、ブレッドボードにも同時につかえます

本製品を使用すると、下の画像のように拡張ボードとは別に、ブレッドボード用にもピンをのばすことができるので、モニタを使用しながら、ブレッドボード上で回路の検討をするみたいなことも簡単にできるようになります。

pimoroniのpico display packを使用したときの例。

付属の樹脂スペーサで、安定してます

ボードは、角に樹脂のスペーサを配しているので、安定して、作業が行えます。

内容物

・変換基板 ×1ケ

・樹脂ボルトおよびスペーサ ×2セット

・ 2.54mmピッチ ピンソケット 20極メス 2ケ

・ 2.54mmピッチ ピンヘッダ 20極オス 4ケ

※本製品には、Raspberry Pi Pico 本体は含まれていません。

回路図

クリックして拡大

許容電流値

最大許容電流は0.8Aでお願いします。

注意事項

変換基板に実装されているピンヘッダは標準のものを使用しています。

したがって、拡張ボード側で実装されているコネクタとの組み合わせによっては、うまく適合できない場合があります。例えば、 pimoroniのpico display pack では、メス側のコネクタが表面実装品であり、動作には問題ありませんが、コンタクト時にわずかな隙間が発生します。

20セットしかつくっていませんので、お早めにどうぞ。

🙌pico

ArduinoUNO用ブレッドボード変換基板の紹介

Arduino UNOで、ブレッドボードを簡単につかえるようにする変換基板の紹介です。

Arduino UNOで、ブレッドボードを使うには、ジャンパ線などを駆使して、1ピンずつボードとつなげていく必要がありますが、使用するピンが増える程、配線が複雑になり面倒ですよね。

本製品は写真のように、Arduinoとブレッドボードを接続することで、ブレッドボード上からArduinoのIOに簡単にアクセスすることができます。

特徴1 ジャンパ線なしで、Arduino UNOとブレッドボードをつなげられて、すっきりできる

本製品はArduino UNOに付属する透明の樹脂カバーを装着した状態で、一般的なブレッドボード(厚み9mm)を使用した時に、ぴったり固定できる設計になっています。

樹脂カバーなしの状態でも、付属のボルトで高さを微調整することができるので、安定して使用できます。

特徴2 付属ボルトで高さ微調整

付属しているボルトはM3サイズですので、付属品では、調整しきれない場合は、ホームセンタなどで、最適な長さのものをお買い求めください。

特徴3 LEDの確認やSW操作もできる

基板は中央部をくり抜いているので、使用中でもArduinoのLEDの点灯や、SW操作も問題なく行えます。

SSWS

回路図

付属品

Arduino UNO用ブレッドボード変換基板 1枚

高さ調整用ボルトセット M3 1セット

ピンヘッダ メス Arduino接続用 一式

ピンヘッダ オス ブレッドボード接続用 一式

最大許容電流

0.8Aまでのご使用で、お願いいたします。

使い方

シルク印刷された同じアルファベット同士が導通しているピンになりますので、それを参考に作業をしてください。

また、お使いのブレッドボードとUNOの高さが合わない場合は、下写真のようにボルトセットを取り付けてください。大体ベースの9mmから最大11mmまで調整できます。だいたいクレジットカード3枚分です。

ご注意

・本製品はすべてのブレッドボードで使用できることを保証するものでは、ないので、ご注意ください。

・調整用ボルトをご使用後でも、安定性にまだ、ご不満がある場合は、UNO基板に空いてある穴を利用して、スペーサを追加することをお勧めします。より安定して、作業がしやすくなります。

以上です。Happy UNO !

ESP32用ブレッドボード変換基板の紹介

ESP32の各種開発ボードをブレッドボードにつなげる変換基板の紹介です。

特徴1 ブレッドボードとの接続をスリム化できる

一般的なESP32開発ボードはそのままでも、ブレッドボードに接続できますが、基板の幅が大きいため、使用するブレッドボードによっては、回路を組むスペースがとりずらく、結構不便なことがあります。

本製品をつかうと、ESP32とブレッドボードの接続をスリム化することが出来て、ブレッドボード上での作業がしやすくなり大変便利です。

写真左上は、Espressifから販売している純正の開発ボードESP32-DevKitC-32Dを一列に6穴あるタイプのブレッドボードに差し込んだ時の画像です。両サイドに空きスペースがほとんどありませんが、本製品を使うと、写真右上のように空きスペースをしっかりと確保できます。

特徴2 色々な開発ボードで使える

EPS32ボードは、純正の他にもサードパーティ品も色々な種類が販売されています。なかにはちょっとずつボードサイズが違うものもあります。

本製品では、下の写真のように、両サイドのピン間距離( 写真でいうJ1-J2またはJ3-J2)を変えられるようになっているので、例えば、ちょっと幅狭タイプのESP-32S NodeMCUなどでも使うことができます。

確認お願いします

ご購入の前は、使用する開発ボードが上の写真のピン間距離に一致するかどうかご確認頂くと、失敗が少なく安心です。下表で、本製品が使える代表的なボードをリストアップしてみましたので、参考にしてください。

商品ゲットして、使えないじゃんという不幸がおきないようにして、お互い幸せな関係になりましょう。

回路図

付属品

・変換基板 1枚

・ピンヘッダ 2.54mmピッチ 19極メス 3ケ

・ピンヘッダ 2.54mmピッチ 19極オス 2ケ

許容電流

最大許容電流 0.8A

使用方法

使用方法といっても特にありませんが、ESP32側のピンとブレッドボード側のピンで、つながっている箇所は、シルクで同じアルファベットが印記されていますので、それを参考にしながら、作業をしていただければ、と思います。

抜き差しはなるべく、先端をつまむような形で、引っこ抜いてください。でないと、ピンが曲がります。

スイッチサイエンスさんで販売しています。

https://www.switch-science.com/catalog/7354/

それでわ。

Happy ESP32 !

マイクロビット用フレキシブルコネクタの紹介

イギリスのBBCが教育用のマイコンとして開発されたmicro:bitをブレッドボードで使えるようにする変換基板です。ブレッドボードの変換基板は、色々なメーカで既に販売されてますが、その多くが、ブレッドボードにさしてしまうと、これまで、簡単に使えていたワニ口ケーブルが使えなくなってしまいます。

この製品は、コネクタ基板上にバナナプラグを配置して、ブレッドボードに差しながらも、ワニ口やバナナジャックを使えるようにした便利なコネクタです。

下の画像は、イメージですが、

ブレッドボード上は、細かい回路、センサやアクチュエータの接続には、ワニ口やバナナジャックを使って、つなげると、ブレッドボード上の回路がシンプルにまとまります。

時々、これ何処につながってるんだっけ?という混乱を避けるのに役立ちます。。

特徴1 ブレッドボードを使いながらワニ口ケーブルが使える

micro:bitとの接続イメージは、下のとおりです。micro:bitはLEDが表にして接続します。(本製品には、マイクロビットおよびPHコネクタは付属しません)

使用するブレッドボードのサイズにもよりますが、コネクタによっては、重量のバランスがわるくなって、安定しなくなるケースがあります。なので、スペーサを付属して、下のように小さなブレッドボードでも安定して、使えるようにしました。

特徴2 安定感ばつぐん

micro:bitを特定の用途で使い続ける場合、ブレッドボード上でケーブルを取りまわしたりしていると、ケーブルが抜けて、元に戻せない、みたいなことってあります。コネクタ自体は付属してませんが、PHコネクタ用の端子(2.0mmピッチ)があるので、ハーネスを作成すれば、ロック機構のついたコネクタで、きっちりと、配線を固定することができます。

特徴3 PHコネクタもつかえる

日本圧着端子製造 (JST)の以下コネクタを使用出来ます。

B10B-PH-K-S(LF)(SN):2個
基板ヘッダ 10極 1列 ストレート 電線対基板 2mm PHシリーズ

B5B-PH-K-S(LF)(SN):1個
基板ヘッダ 5極 1列 ストレート 電線対基板 2mm PHシリーズ

使用例1

可変抵抗器を使って信号を6段階”0 , 1 , 2 , 3 , 4 , 5″に分けてその数字の表示とLEDを点灯させてみました。


回路図

付属品一覧

  • マイクロビット用コネクタ ×1枚
  • 4mmバナナプラグ ×5個
  • 細ピンヘッダ 6pin (2.54mmピッチ) ×3個
  • ピンヘッダ 25pin (2.54mmピッチ) ×1個
  • スペーサ ×2個
  • スペーサ用ねじ  ×2個

※マイクロビットおよびPHコネクタは付属していません。

Switch Science で販売中ですので、よろしくお願いいたします。

https://www.switch-science.com/catalog/7140/

Happy micro : bit !